前所有者様の入手から、6年が経過した古いステッカー「GROUP影TOKYO(白反射)」です。
本年6月以来、6ヶ月ぶりに出品いたします。当時もっとも普及した「中型サイズ」です。
出品ステッカーは当方が所有する最後の1枚で御座います。
発見入手が極めて困難な「未カット品」です。5枚目の画像に「カット例画像」を掲載しております。
光があたると白い地の部分が反射して浮き出してみえる高級な反射ステッカーです。
反射ステッカーは「夜間でもチーム名をハッキリ読みとれる」という観点から人気を博し、
1960年代~1970年代のチームは挙って(こぞって)反射ステッカーを制作しました。
これこそが「チームと看板に誇りを持っていた」古きよき時代の自己主張だったといえるでしょう。
数十年も昔の「角(かく)スコッチライト3M白反射シート(詳細は後述)」で制作された超貴重品です。
「丸スコッチライト3M白反射シート」よりも古いタイプで「経年によるあめ色化」がすすんでいます。
グラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管されていた品ですので状態は経年相応ですが
あまりにも古いため、経年による「ヤレ感」「ヨレ」「小キズ」「表面劣化(スポットキズ)」・・・
・・・昔のスコッチ反射特有の「ペンキの乾いたような独特の匂い」なども御座います。
これらはOB諸兄やコレクターにとって「骨董的価値の観点」からは、たまらない魅力ではありますが
あくまでも古い品ということをご理解のうえご参加くださいませ。
この意味と価値のわかる御仁のご入札をお待ち申し上げております。
4枚目の画像には、スコッチ反射の魅力のひとつでもある「裏紙のデジカメ撮影画像」を掲載します。
ヤフオクやモバオク、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
族が「カミナリ族」と呼ばれた時代~「サーキット族」と呼ばれ「海老名ランチ」で隆盛を極めた時代…
その歴史の中でも伝説とかした「GROUP影TOKYO(グループ影トウキョウ)」
かつて青山~東名高速~R246を舞台に生死をかけたドラマがありました。
それは「走り屋」という人種が誕生した時代…
サーキット族に「海老名ランチ」と呼ばれ東名高速でくりひろげられたレースにおいて
その舞台の主人公こそが「影(かげ)」を率いていたRE雨宮の雨宮氏(通称アマさん)
ロータリーエンジンをフルチューンした「GROUP影TOKYO」の緑のカペラGS2とサバンナRX3、
そして八つ目のプレストロータリークーペ。そのモンスターマシンには誰もが舌を巻きました。
ケツからバリバリ火を噴いて疾走するそのさまは、まるでカミナリみたいだったそうです。
ボディーに背負ったステッカーには、その名も「影」の一文字が浮かんでいました。
葛西を本拠地とし、八王子にも支部を擁したスーパーレーシングチーム「影」
多くを語る必要の無い看板です。その意味と価値のわかる御仁のご参加をお待ちしております。
本作に使用されている反射シート「角(かく)スコッチライト3M」は
裏紙に印字された「Scotchlite3M」のロゴが旧タイプで
「S」と「3」が丸みを帯びていないため「角スコッチ」と呼ばれています。
一方「丸スコッチ」は裏紙に印字されたロゴの「S」と「3」が丸みを帯びています。
このような所以にて「角スコッチ」「丸スコッチ」と区別されています。
ホンダの名車CB750Fourに付属したHM300マフラーも同じような理由で
「角(かく)300」「丸(まる)300」と呼び分けられています。
現代のスコッチライトは裏紙が白く派手なデザインに変わったり
カッティングシートのようになったりで魅力がなくなってしまいました。