2021年11月以来、3年1ヶ月ぶりの出品であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
キャッツの数あるステッカーの中でも極めて古いデザインの「変型ロゴタイプ」
そのルーツ(原案)といわれる手書きタイプの「変型ロゴ初期バージョン」を出品いたします。
数十年も昔の「角(かく)スコッチライト3M白反射シート(詳細は後述)」で制作された超貴重品です。
「丸スコッチライト3M白反射シート」よりも古いタイプで「経年によるあめ色化」がすすんでいます。
グラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管しておりましたので状態は経年相応ですが
あまりにも古いため、経年による「ヤレ感」「ヨレ」「小キズ」「表面劣化(スポットキズ)」・・・
・・・昔のスコッチ反射特有の「ペンキの乾いたような独特の匂い」なども御座います。
これらはOB諸兄やコレクターにとって「骨董的価値の観点」からは、たまらない魅力ではありますが
あくまでも古い品ということをご理解のうえご参加くださいませ。
この意味と価値のわかる御仁のご入札をお待ち申し上げております。
4枚目の画像には、スコッチ反射の魅力のひとつでもある「裏紙のデジカメ撮影画像」を掲載します。
ヤフオクやモバオク、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
「アーリーキャッツ初代創設後見人」を務められた大御所KH氏の特集記事に於いても、
そのトップページ(5枚目と6枚目の画像参照)を飾ったコレクター垂涎の逸品で御座います。
「アーリーキャッツ」は神奈川県川崎市を発祥の地とし、その結成は1960年代にまでさかのぼります。
巨大連合組織「CRS連合」の筆頭チームとしてメンバー数は神奈川一、
1970年代に入ると多摩川を隔てた世田谷区や大田区、荒川区など都内をはじめ全国に勢力を伸ばし、
1970年代中期には全国一とまで云われる巨大組織を誇った伝統のチームです。
チーム創設期より猛烈なスピード狂集団としてサーキットでも名を馳せたチームでしたが、
「アーリーキャッツ(野良猫)」の名が示すとおり、「ヒトラー」との東名高速海老名SA事件、
鎌倉七里ヶ浜事件、公民館@新年会襲撃事件、「マッドスペシャル」との抗争など、
ダイナマイトやショットガン、拳銃をつかった数々の抗争事件によってもその名を全国に轟かせました。
光があたると白い文字やマスコットなどがが反射して浮き出してみえる高級な反射ステッカーです。
反射ステッカーは「夜間でもチーム名をハッキリ読みとれる」という観点から人気を博し、
1960年代~1970年代のチームは挙って(こぞって)反射ステッカーを制作しました。
これこそが「チームと看板に誇りを持っていた」古きよき時代の自己主張だったといえるでしょう。
本作に使用されている数十年も昔の反射シート「角(かく)スコッチライト3M」は
裏紙に印字された「Scotchlite3M」のロゴが旧タイプで
「S」と「3」が丸みを帯びていないため「角スコッチ」と呼ばれています。
一方「丸スコッチ」は裏紙に印字されたロゴの「S」と「3」が丸みを帯びています。
このような所以にて「角スコッチ」「丸スコッチ」と区別されています。
ホンダの名車CB750Fourに付属したHM300マフラーも同じような理由で
「角(かく)300」「丸(まる)300」と呼び分けられています。
現代のスコッチは裏紙がすっかり派手なデザインに変わったり
カッティングシートのようになったりで魅力がなくなってしまいました。